1.04.2011

999万円のワイン

昨夜はワインを飲み過ぎてしまった。。

ワインと言えば、、
2000年の暮れに、雑誌BRUTUSの仕事で
マガジンハウスの年上の編集者と御一緒させて頂いた。
おそらく、私のカメラマン人生の中で
最も多くの時間を共有させて頂いている池田さんである。
冷静に考えると何百泊もともに行動していることになる。

そこから始まる10年近くに及ぶ酒を巡る旅のスタートだったと思うと、
なんだかとても感慨深い。。

おそるおそる池田さんが取り出した999万円のワインを、
ボトルに自分が写り込まないように、
出来る限り近づいて自然光で撮影した。
130年の歳月を感じさせるように、
シャトーラフィットロートシルトのダブルマグナムは歪んでいた。

どんなに小さな取材であっても、
とても細やかな気配りと愛情を持って仕事をされる池田さんには
多くのことを学ばせて頂いた。
会社の人事で、一時前線を離れていたが、
現場参戦にむけて、なにか企てているらしい……

写真を撮ることで、世界との繋がりを実感できる私にとって、
百戦錬磨な戦友とのロケは、生きる喜びでもある。

戦地での一杯ほど、美味いものはないのである……

Hasselblad 903SWC EPN